VitroJet™ 全自動クライオ試料グリッド作製装置
VitroJet™ 全自動クライオ試料グリッド作製装置
クライオ電子顕微鏡装置によるタンパク質や生体分子の構造解析は、近年ますますその重要性が高まってきています。
そしてより高分解能レベルでの解析を行うには、元となるクライオグリッド試料も理想的でなければなりません。
CryoSol社が紹介するVitroJet装置は、これまで急速凍結方法のひとつであった冷媒への浸漬凍結による クライオグリッド試料の作製を完全に自動化しました。
最初のTEM用オートグリッド準備から親水化処理、そこへの試料成膜、内蔵カメラによるスクリーニング、そして急速凍結を行い、 さらに試料グリッドのカセット装着まで、完全自動化しています。
VitroJetによる試料作製ワークフロー過程では、人的な手間が極力廃せられていて、 完成度の高い理想的な試料グリッドを多く用意できます。
その結果、研究者の皆様は試料グリッド作製時間を大幅に短縮でき、クライオ電子顕微鏡による構造解析へより注力、集中できることになります。
特 長
– 使用するグリッド処理の自動化(汎用オートグリッド使用)
– 独自開発して最適化を図ったプラズマクリーナーを内蔵
– 染み出しのないピンプリント技術(特許)による薄層成膜
– 内蔵カメラによるグリッドスクリーニング
– Jet Vitrification、エタンジェット噴射による急速凍結化
– ユーザーによる各作製パラメータの決定・記憶・読み出し制御が可能